絵本の紹介-給食番長
食べんしゃい、育ちんしゃい!
給食番長!
腕白小の1年2組は、入学以来まだ一度も給食を残さず食べたことはない。その原因は・・・番長にあった。
番長は、『嫌いなものなんか、残しちゃえ!』とクラスの仲間をそそのかし、そのせいで2組の子どもたちは好き嫌いばかり。
そして毎日毎日番長たちに給食を残される給食室の調理員さんたちは、ある日、給食作りを突然やめて学校から消えてしまう。残された番長たちは、『給食作りなんて簡単』とばかりに自分たちの好みの給食を作りはじめるが・・・
悪徳ヒーローの『番長』のふるまいに、
『どうなってしまうの』とハラハラドキドキしながら読み進み、最後にはどこかホロリとさせられる結末が待っている。
『どうなってしまうの』とハラハラドキドキしながら読み進み、最後にはどこかホロリとさせられる結末が待っている。
心をこめて一生懸命つくった給食が残されたら、どんな思いがするだろう。給食をつくる大変さとそこに込められた本当の気持ちが子どもの心にストンと落ちる絵本です。また、本文には『博多弁』版も併記されている。
方言のリズムで読み聞かせてもたのしい。